失業してしまってお金がない…生活費ですら困っているのに、奨学金なんて払う余裕があるわけない!
そんな状況になってしまったあなた。
でも、大丈夫です。まずは落ち着いてください。
学校に行くための奨学金は助かる制度ですが、返済はかなり厳しいものがありますよね。
返済したい気持ちはあるけど、失業中はさすがに難しい…という方のために、失業中の返済を止める制度があることをご紹介します。
超わかりやすい目次(各項目を押すと飛びます)
失業中の奨学金の返済を止める申請の書き方
申込み条件は「失業した6ヶ月以内」
失業したら、できるだけ早くJASSOに相談しましょう。
対象となる人は、
- 失業してから6ヶ月以内
- 再就職ができてない(アルバイトも雇用保険に加入してるとNG)
- 再就職してるとNG
- 失業前から滞納があるとNG
おもにこの4つに気をつけていれば大丈夫です。
返済を止める最大期間は10年!
奨学金の返済は、最大で10年が限度になります。
ただし、1年ごとに申請しなくてはいけないので注意しましょう。
※最初の申請では1年間
失業したときの申請は、素直に理由「失業中」を選ぼう
猶予願を申請するときは、願出の事由欄で「失業中」にチェックをいれるようにしてください。
ここで見栄をはって別な理由にするとめんどうなことになります。
失業中で申請する場合は、収入審査はありません。
もし失業して6ヶ月たってから申請する場合はどうする?
失業後、6ヶ月以上の場合も諦めずに申請しましょう。
理由は、「経済困難」でOKです。(この場合も、返済ストップの最大期間は10年になります)
ちなみに経済困難の目安は、年間収入が300万円以下くらいです。(収入支出、世帯の状況によって個別に変わります)
申請の書類はこちらからダウンロードできます
※どちらもPDF形式となっています。
失業中で申請する際に必要な書類
必要な書類は多くありません。
以下のいずれかを用意してください。
- 雇用保険受給資格者証のコピー
- 離職票のコピー
- 雇用保険被保険者四角喪失確認通知書のコピー
- もしくはハローワークで雇用保険の手続きをしていれば、マイナンバーだけでもOK
もし奨学金を滞納してしまうとどうなるのか?
1回でも口座から引き落としが出来ない場合は、そこから催促がはじまることがあります。
催促電話は平日も休日もかかってきて、なんと失業していない場合は、勤務先にもくることがあります。
失業している場合は、電話がかかってきたらすぐに失業したことを伝えましょう。
そのまま滞納した期間が3ヶ月続くと、いわゆるブラックリストにまわされます。
ブラックリストに載るとどうなるのか?
ブラックリストに乗ると、取り立てはさらに厳しさを増します。
というのも、日本学生支援機構が取り立ててるわけではなく、民間の債権回収会社が取り立てにきます。
ブラックリストというのも、いわゆる個人信用機関のブラックリストなので、クレジットカードも使えなくなる状態が5年間も続きます。
さらに年10%もの延滞金が追加で請求されることになるので、かなり苦しい返済計画となってきます。
ブラックリストに載らないための救済措置
減額返金制度を申請しましょう。
先程も書いた、「経済困難」という理由で申請できます。
最大で10年間は猶予がもらえるので、ブラックリストに乗る前に申請しておいて損はありません。
滞納がさらに9ヶ月間続くと、一括払いを求められる
一括払いができないとさらに差し押さえや裁判所での提訴があります。
なにがなんでも回収するぞ!という感じですね。
※ちなみに中国人や韓国人の留学生には学費も生活費も支給している変な国です。(年間ひとり当たり262万円というデータも…)
まとめ:失業したらすぐにJASSOに申請しよう!
失業が理由の場合は、必要書類も少なく審査もありません。
ちょっとめんどうかもしれませんが、ブラックリストに乗るよりは断然良いです。
半日あれば余裕で手続きができるので、サクッとやってしまいましょう!
そのほか、失業したときに損をしないための実体験をまとめてみました。
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