失業してしまい、失業保険をもらっている状態で、めでたく内定をもらえた!
そんな時に受給条件を満たせば、再就職手当というお金をもらうことができます。
しかし、失業保険の待機期間中に内定をもらった場合は再就職手当はもらえるのでしょうか?
そこのところを調べてみました!
結論としては、「最初の7日間を過ぎてれば、再就職手当がもらえる可能性が高い」です。
そしてどれくらいもらえるかというと、「残った日数分の70%~60%をもらえます」
あ、これを読まれてる貴方に最初にお伝えすることを忘れてました。
「内定、おめでとうございます!!」
超わかりやすい目次(各項目を押すと飛びます)
- 内定した場合の再就職手当のもらいかた
- 再就職手当をもらう手続きの簡単な流れ
- 【さらに貰える】再就職先の給与が少ない場合は、”就業促進定着手当”を貰えることも!
- 新しい会社の給与が少なくて、再就職手当だけじゃシンドいんだよなぁ…という方へ
内定した場合の再就職手当のもらいかた
重要なのは、就職日がいつか?ということ
採用日が待機期間(7日間)を過ぎていれば、残り日数分を基準とした失業保険はでることになります。
そしてその採用日というのは、内定日のことではありません。
採用日は就職日、つまり出勤した始めての日ということになります。
ポイント!
内定日はあくまでも内定しただけで、仕事が始まる日ではありません。
大切なのは仕事を始めた日、つまり出社初日の日付になります。
採用日というのは、初出勤の日のことです。
待機期間(7日間)が終わった後に出社日がある場合は、再就職手当がもらえる!
再就職手当は結構バカにならないくらいの金額になりますので、しっかりと受け取るようにしましょう。
自己都合で退職した人の場合は、ざっくり言うとこんな感じになります。
出社日がどの時点だと再就職手当を貰える?
- 待機期間(7日間)の間に就職しても再就職手当はもらえません。
- 給付制限期間中に就職しても、再就職手当はもらえます。
- 失業手当をもらってる間でも、残り日数が3分の1以上あればもらえます。
あなたが1日あたりどれくらいもらってるか確認する方法
お手元にある”雇用保険受給資格者証”を見てください。
紙はこんな感じのものです。
表面のところ、19番の項目に”基本手当日額”という欄があります。
この金額をもとに再就職手当は算出されます。
※ただし上限があるので注意しましょう!年齢が60歳未満の方は6,070円まで、60才以上65才未満の方は、4,919円までとなります。
あなたの残日数がどれくらいあるか確認する方法
続いて、残日数の確認をしていきましょう。
先程と同じ”雇用保険受給資格者証”の裏面を見てください。
支給された分、行数がずらーっと並んでいると思います。
その列の右から2番めに”残日数”というのがあるので、ここで確認してください。
再就職手当はどれくらいもらえるか?金額の出し方
基本的には、失業給付金の日額×支給する残りの日数×60%(もしくは70%)です。
60%・・・支給残り日数が1/3以上残ってた場合。
70%・・・支給残り日数が2/3以上残ってた場合。
ポイント!
再就職手当は、失業してから再就職するまでの期間が短い人ほど多くもらえます。
特に支給残り日数が2/3以上あるとかなり有利!
逆に1/3以下の場合はもらえなくなります。
支給残り日数の目安
支給される日数 | 60%もらえる残り日数 | 70%もらえる残り日数 |
90日 | 30日以上 | 60日以上 |
120日 | 40日以上 | 80日以上 |
150日 | 50日以上 | 100日以上 |
180日 | 60日以上 | 120日以上 |
210日 | 70日以上 | 140日以上 |
再就職手当はどれくらいもらえるか?参考例
例えば、失業保険の基本手当日額が5000円で、所定給付日数が90日で、残日数が85日だったとします。
その場合、
5,000円×85×70%=297,500円
30万円近くを支給してもらえることになるのです!
再就職手当手当をもらうための条件
条件は以下の8つを満たすともらうことができます。
特に問題ない項目ばかりですが、一応確認しておきましょう。
- 待機期間が終わった後に、就職したこと。
- 就職日の前日までの失業認定を受けた上で、基本手当の支給残日数が3分の1以上残っていること。
- 辞めた会社にまた再就職していないこと。(失業した時の会社と関係のある会社もダメです)
- 給付制限中はもちろんもらえません。
- 1年を超えて勤務することが確実であること。(正社員であると安心です)
- 雇用保険の被保険者になっていること。
- 過去3年以内の就職で再就職手当をもらったことがないこと。
- 再就職手当を実際にもらう前にやめていないこと。
※ほかにも個別で該当する箇所があるかもしれませんので、詳しくはハローワークの方に聞いてみてください。
【自己都合で退職した人】給付制限期間中にもらうには条件があった
自己都合で退職した方は、7日間の待機期間の前に、3ヶ月もの給付制限があります。
7日間の待機期間と給付制限1ヶ月目までに就職すると、再就職手当はもらえないことがあります!(一部の例を除く)
失業してから最初の1ヶ月目に就職して、再就職手当を貰う方法
給付制限がある3ヶ月間のうち、最初の1ヶ月の間に就職が決まったとします。
その場合、再就職手当を貰えるかどうかの分かれ道は、
- ハローワークや職業紹介事業者からの紹介で就職した場合・・・もらえる。
- 職業紹介事業者として認定されてない事業者からの紹介で就職した場合・・・もらえない。
職業紹介事業者ってなんだよ、って感じですが、マイナビやリクナビなどもそれに該当します。
ちなみに、最初の1ヶ月で就職した場合は、転職サイトの紹介証明書が必要にあります。
確実にもらうためには、転職サイトで、転職エージェントに相談して「紹介証明書、書いてもらえますよね?」と確認しましょう。
ポイント!
- 最初の制限期間1ヶ月の間に就職できたときは、「紹介証明書」を書いてもらえるか転職サイトに必ず確認する。
- もしくは、制限期間2ヶ月目からは普通に再就職手当がもらえるようになるので、出社日をずらす。
会社都合で失業した場合は、待機期間の7日がすぎればOK!
会社都合、もしくは自己都合でも特定受給資格者の場合は、再就職手当を貰える可能性が非常に高いです。
お金がなさすぎて早めに給付を貰いたい!という方は、職業訓練校の申し込みを失業する前にしてしまうという手もあります。
その場合、離職票をもらえるタイミングが非常に重要になってくるので、やる気のない会社の場合は自分が痛い目をみることになるかも…。
気になる方はハローワークで詳しく聞いてみてください。
【重要】再就職手当がもらえない再就職先とは?
就職先によっては、再就職手当がもらえないことがあります。
それは…契約(派遣)社員の方は要注意なポイントです。
再就職手当をもらうには、「1年以上の雇用が見込める」ことが必須です。
派遣社員は最短で30日の雇用契約があります。
そうすると、1年以上の雇用が見込めないということに…。
契約で多いのが3ヶ月契約ですが、それの場合、
契約更新で1年以上の雇用になりそう・・・セーフ!
契約更新はなく1年以内で切られる・・・アウト!
となります。
この点は重要なので、契約(派遣)社員の方は、派遣会社に確認してください。
正社員だとオッケーなんですけどね…。
【重要】関連会社への再就職はもらえない可能性がある
失業する前に務めていた会社と、新しい会社に繋がりがある場合は、手当の対象にならないことがあります。
子会社だったり、取引が密にあったりする場合は要注意です。
ハローワークが、「これって失業というよりは、グループ会社での配置換え的な異勤なんじゃない?」と判断した場合は支給されなくなります。
とはいえ普通に会社をやめた場合は関連会社にはなかなか採用されないので、あんまり気にしなくてもいいと思います。
【重要】再就職手当がもらえない働き方とは?
働く時間によっても、再就職手当がもらえないことがあります。
新しい就職先で、1週間の労働時間が20時間を超えなさそうな場合は、もらうことができない可能性があります。
アルバイトでも再就職手当ってもらえる?
実は勤務形態によってはもらえちゃいます。
雇用保険に加入してて1年以上働く予定だったら、可能性は大!
再就職手当をもらう手続きの簡単な流れ
再就職が無事決まった場合は、自信満々にハローワークに連絡しましょう。
おめでとうございます!
そうすると、就業日(始めて会社に行く日)の前日らへんにハローワークに来るように言われます。
ハローワークに持っていくもの
- 雇用保険受給資格者証
- 失業認定申告書
- 採用証明書(のちのちでもOK)
※失業認定申告書は、就職が決まった企業の名前や住所、電話番号などを予め書いておくとスムーズです。
ハローワークに行くと、再就職手当支給申請書がもらえます。
そして再就職手当支給申請書を、再就職する会社に提出して記入してもらいます。
書き方は特にムズカシイところはなく、自分で書くのは名前、住所、電話番号程度です。
わからなくなっても、ハロワの人が教えてくれるので安心してください。
会社に書いてもらう欄で、とても大切なポイントは1つだけ!
「一年を超えて雇用する見込み」の有にチェックをもらえないと、支給されないので注意です。
この部分!
それ以外は、書いてあれば特に問題ありません。
賃金月額を書く欄もありますが、高くても安くても関係はないです。
新しい会社に記入してもらった再就職手当支給申請書を、雇用保険受給資格者証と一緒にハローワークに出せばオーケー!!無事に支給されます。(郵送でも大丈夫)
※これを入社後2年以内にやりましょう。できれば1ヶ月以内に出すのが最適!
めっちゃ簡単です。
そういえば、ぼくの場合は、再就職手当支給申請書が郵送で届いた気がする…。
そうすると、提出してから1ヶ月ほどで、"就業促進手当決定通知書"というのが届き、支給額があなたの口座に振り込まれます!
【さらに貰える】再就職先の給与が少ない場合は、”就業促進定着手当”を貰えることも!
再就職手当の支給を受けた人で、再就職先の給料が前の会社の給料よりも低かった場合、"就業促進定着手当"を貰える場合があります。
これは、再就職をしてから6ヶ月経ったあとで申請することができます。
就業促進定着手当の支給額は?
(離職前の日給)-(新しい会社の日給(6ヶ月の平均))×6ヶ月間分の働いた日数
※高給な場合は上限アリ。
という感じになります。
これ、知らないと損をしてる人は多そうですよね…。
「新しい会社に入れたのは良かったけど、給料がすごく少ない…」と困っているかたは、再就職手当のほかにも職業促進定着手当をもらってください!
新しい会社の給与が少なくて、再就職手当だけじゃシンドいんだよなぁ…という方へ
転職して給与が少ない…!というときは、”楽しくできる副業”を見つけるのが最適解です。
ぼくも副業はいろんなのをやって、コンスタントに月20万円以上を稼いでいました。(今は独立して起業してます)
飽きっぽい&ブラック企業でヘロヘロになってたのに副業を続けれたコツはただ一つ。
「自分が興味あって、楽しいと思える副業だけを無理しないでやる」
これです。
副業がシンドいと断念する人のほとんどは、「やりたくないことをやってる」んですよね。
好きなことだと自然と続けられて、しかも本業のいい気分転換にもなります。
大事なことは「あなたにあったあなたが好きな副業を見つける」ということ。
「そうは言ってもどんな副業があるかわからない…」と思ったかも知れませんが、安心してください。
ぼくがやってみてよかった副業を中心にまとめてみました。
参考記事:サラリーマンでも楽しくできる副業ランキング【実際にやって月20万以上稼いでます】
副業をうまくやることで、年収1,000万円ベース(本業と副業合わせて)も割とサクッといけちゃいます。
副業というと「本業があるのにしんどそう」と思うかも知れませんが、やり方次第では楽しくお金を稼ぐことができます。
あとぼくが個人的によかったのが「本業で心が折れそうなときに、副業で褒められたことがものすごく嬉しかった」ということ。
これは副業をして、収入の柱を2つにしてなかったらできなかった体験だと思います。
本業だけだったら心が折れてやばかったかも…。
こういったメリットもあるので、ぜひ前向きに考えてみてください~!