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生涯年収の平均にダマされるな!真実は学歴よりもヤバい理由

副業長者ノリスケ

工場の派遣から転職を5回繰り返して年収800万円到達。 ブラック企業もウツも経験済み。 なんとなくではじめた副業が本業よりも稼ぐようになったので起業しました。

更新日:

生涯年収の平均って、だいたい2億円ちょっとって言われてますよね。

でもこれ、ある程度「年功序列」があっての出し方だと思うんです。

ちなみに2016年のデータを見てみましょう。(※2019年1月時点では2016までのデータしか出ていません)

男性 女性
中卒 1億9千万円 1億3千万円
高卒 2億1千万円 1億5千万円
専門卒 2億1千万円 1億7千万円
大卒 2億7千万円 2億2千万円

※データはユースフル労働統計を参考にしました。

なるほど、たしかに平均は2億円くらいになっていますし、大卒男性は2億7千万円にもなっています。

そして中卒と大卒の差は、なんと8,000万円!

さらにこのデータには条件があって、

  • 60才までずっと正社員
  • 退職金も含まれる
  • 転職はしても働いてない期間はないものとする
  • 転職した場合は同じ規模の会社に転職したものとする

という人たちだけの平均値なわけです。

つまりこの時点で、派遣社員だったりした人はここまで貰えることはないと思ったほうがいいです。(下で詳しく解説します)

ちなみに生涯年収が多い人の特徴は、

  • 学歴が高い
  • 一流の大企業にずっと勤め続けて、順調に役職があがってる(外資系は退職金がないところもあるので日本企業)

という結果になりました。

【注意!】生涯年収の平均値は、リアルな感覚に近い中央値よりも高くでる

そもそも数値は平均であって中央値ではありません。

平均というのは、めちゃくちゃ高い生涯年収の人がいれば、それにつられて平均も高くなります。

例でいうと、

  • 生涯年収10億円の1人と、生涯年収1億円の人が3人の合計4人がいたとします。

その場合の平均の求め方は、(10億+1億+1億+1億)÷4という式になります。

その場合の平均生涯年収は1人あたり3.25億円になります。

4人中3人は1億円しかないのに、10億円の年収がある1人に数字上は引っ張られちゃうんです。

これが平均のワナです。

では、現実的なところで生涯年収はいったいいくらくらいになるのでしょうか?

調べてみたので、参考にしてみてください。

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生涯年収の平均は現実よりも高い!

企業規模別、学歴別の生涯年収

中卒の平均生涯年収 平均生涯年収(60才まで)
企業規模1000人以上 2億4,800万円
企業規模100~999人 1億9,690万円
企業規模10~99人 1億8,000万円
高卒の平均生涯年収 平均生涯年収(60才まで)
企業規模1000人以上 2億5,620万円
企業規模100~999人 2億380万円
企業規模10~99人 1億7,440万円
高専・短大卒の平均生涯年収 平均生涯年収(60才まで)
企業規模1000人以上 2億5,060万円
企業規模100~999人 2億900万円
企業規模10~99人 1億8,370万円
大学・大学院卒の平均生涯年収 平均生涯年収(60才まで)
企業規模1000人以上 3億1,290万円
企業規模100~999人 2億4,650万円
企業規模10~99人 2億380万円

中卒だった場合でも企業規模によって生涯年収の差は6,000万円ほどもあります。

6000万円ってめちゃくちゃでかいですよね。

さらに中卒で中小企業だった場合と、大卒で大企業だった場合では、1億3,290万円も違ってきます。

格差も広がるわけですね…。

日本のトップ企業に勤めたときの生涯年収

さて、先ほど「高い生涯年収の人がいれば、その分平均は高くなる」と書きました。

実際に日本のトップ企業の生涯年収を少し見てみましょう。

順位 社名 生涯年収の平均
1位 キーエンス(営業が強い会社) 6億7,323万円
2位 日本M&Aセンター(企業の買収を仲介) 5億6,628万円
3位 GCAサヴィアン(企業の買収を仲介) 5億6,603万円
4位 朝日放送(テレビ会社) 5億2,849万円
5位 テレビ朝日ホールディングス(テレビ会社) 5億386万円
6位 野村ホールディングス(投資銀行) 4億9,710万円
7位 伊藤忠商事(大手総合商社) 4億9,693万円
8位 フジ・メディア・ホールディングス(テレビ会社)
9位 三菱商事(大手総合商社) 4億7,685万円
10位 三井物産(大手総合商社) 4億7,427万円

という感じになっています。

いやーさすがエリート中のエリートですね~。

ちなみに500位くらいになってくると、2億6000万円くらいになります。

あれ、これって大卒の平均生涯年収と同じくらい…。

つまりサラリーマンの場合、

日本のトップ500位くらいまでの企業で60才までみっちり働かないと、平均レベルの生涯年収はもらえないということになります。

(すごくざっくりですが)

ちなみに日本の会社は5,779,072社あるみたいです。(総務省統計局の2015年のデータ)

約580万社…。

その中で500位の生涯年収が2億6000万円なわけです。

…ほとんどの人、平均の生涯年収に届いてなくないですか?

年齢別平均年収を見てみよう

続いて、年齢別の年収をみてみることにしましょう。

20~24才 265万円 231万円
25~29才 378万円 297万円
30~34才 446万円 301万円
35~39才 502万円 293万円
40~44才 564万円 290万円
45~49才 629万円 290万円
50~54才 656万円 291万円
55~60才 632万円 270万円
生涯年収 2億360万円 1億131万円

こんな感じになりました。

たしかに男性だと2億円超えてますね…。

ただし、これも悲しいかな、「平均で出した数字」なのです。

割合で言えば、平均に満たない年収の方のほうが多いんじゃないでしょうか?

ここで日本のトップ企業の平均年収を見てみましょう。

順位 社名 平均年収
1位 M&Aキャピタルパートナーズ 1,947万円
2位 フジ・メディア・ホールディングス 1,506万円
3位 TBSホールディングス 1,499万円
4位 朝日放送 1,479万円
5位 日本テレビホールディングス 1,499万円
6位 キーエンス 1,440万円
7位 日本M&Aセンター 1,412万円
8位 テレビ朝日ホールディングス 1,395万円
9位 伊藤忠商事 1,384万円
10位 三菱商事 1,355万円

という感じになっています。

さすがトップ企業って感じですね~。

ちなみに、500位くらいになると平均年収は700万円台になってきます。

正社員と派遣の差は思った以上にスゴい

正社員ですら、上位の会社に居ないと生涯年収が2億円いかなさそうですが、さらに派遣社員だとどうなるでしょうか。

2016年の厚生労働省のデータです。

年齢 正社員の平均月収 派遣社員の平均月収 格差
20~24才 20万8千円 18万2千円 2万6千円
25~29才 24万3千円 20万円 4万3千円
30~34才 28万1千円 21万円 7万1千円
35~39才 31万3千円 21万3千円 10万円
40~44才 34万4千円 21万円 13万4千円
45~49才 37万8千円 20万7千円 17万1千円
50~54才 40万円 20万円 20万円
55~59才 39万3千円 21万1千円 18万2千円
60~64才 30万6千円 23万4千円 7万2千円

正社員は50代まで順調に上がっていくのに対し、派遣社員はまったくと言っていいほど給与が上がっていません。

これは結構ヤバいですよね。

20才から60才まで給与が20万円だとすると、生涯年収は9600万円です。

最初の生涯年収の平均は2億を超えるってのはなんだったんだ、という感じです。

派遣社員はヤバいというのがわかってもらえたでしょうか。

ちなみにぼくも派遣社員で働いてましたが、転職して正社員になれました。

意外と正社員になるのは簡単だったりします(特に若ければ若いほど)

退職金の格差もかなりヒドいことになっている

生涯年収の格差もかなり広がってきていますが退職金の格差は今後、より広がっていきそうです。

退職金はおもに学歴と企業規模で差が出てくるので、そのデータも見てみましょう。

中卒の平均退職金 平均退職金
企業規模1000人以上 1,600万円
企業規模100~999人 970万円
企業規模10~99人 630万円
高卒の平均退職金 平均退職金
企業規模1000人以上 1,820万円
企業規模100~999人 1,150万円
企業規模10~99人 720万円
高専・短大卒の平均退職金 平均退職金
企業規模1000人以上 1,990万円
企業規模100~999人 1,230万円
企業規模10~99人 840万円
大学・大学院卒の平均退職金 平均退職金
企業規模1000人以上 2,240万円
企業規模100~999人 1,520万円
企業規模10~99人 1,230万円

大卒で大企業に勤めていれば平均退職金は2,240万円なので結構もらえるイメージです…が、今は大企業でもリストラが多くなっているので安心はできません。

さらに企業規模が10人以下の零細企業の場合は学歴に関係なく、そもそも退職金がもらえないところのほうが多いです。

厚生労働省が発表したデータによると、退職金を支給する会社の割合は75.5%ほどしかありませんでした。

10社あったら、2社は退職金がないということです。

さらにもし外資系の企業に勤めていた場合、大企業だったとしても退職金制度がないことがほとんどです。

そして、派遣社員はほとんどの場合、退職金はもらえません。(ごく一部のエリートの方を除く)

いま派遣で働いてる方で退職金が欲しい場合は、一刻も早く正社員への転職をする必要があります。

正社員でも安心していられない!?あなたの給与はあがっていますか?

ぼくは正社員としていくつかの会社で働いていたんですが、会社によっては大きな問題がありました。

それは…。

給与の上限がわかっちゃうこと、です。

自分より職位の高い人の給与が平均年収に満たないことがわかったとき、あなたならどうしますか?

  1. 仕事をめちゃくちゃがんばって、会社の売上を何倍にもして年収を上げる。
  2. 年収が上がる可能性がありそうな会社に転職する。

とれる選択肢はこの2つのうちどっちかですよね。

ぼくは2番を選びました。

正直なところ、働くなら儲かってない会社よりも儲かってる会社で働きたいです。

仕事の内容が同じだったりすればなおさらのことですよね。

そんなこともあって、ぼくは転職をがんがんしていきました。

派遣社員から正社員、さらにもっと給与の良いところ、待遇の良いところ…。

そうやって転職していくうちに、いろんな世界を学び、自分のスキルアップにもつながりました。

転職ってマイナスのイメージを持ってる人が多いですけど、実際にやってみるとプラスの面も多いんです。

あなたが先ほどのトップ500位までの会社で順調に昇進を続けているのであれば、そのままで良いと思います。

でもそうじゃない場合は、より良い企業に転職するほうが理にかなっています。

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こちらもぜひご覧ください!

>【バイトより最高?】ウーバーイーツで初日にいくら稼げるのかまるっとレポート

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