これを読んでくれているあなた、まずは安心してください。
お金がないときの不安は、ぼくも経験があるのでよくわかります。
結論から言うと、月に20万円近くもらえることがあります。
これをもらわない手はありませんよね?
この記事をまるっと読んで、あなたの生活を安定させましょう!
「失業してしまってお金がない」
「しかも、自己都合の退職だから、失業給付金をもらうまでに3ヶ月の待機期間がある・・・」
「就職はしたいけど、そうそう簡単にできないし、どうしよう!?」
という方には、職業訓練校に行って給付金をもらうという方法があります。
そして金額以上に大事なことは、
自己都合で退職した場合、通常は3ヶ月またないと失業保険をもらえませんが、職業訓練校に通えば、3ヶ月を待たずに給付金をもらうことができる。
ということです。
超わかりやすい目次(各項目を押すと飛びます)
職業訓練校と給付金(手当)について
職業訓練校とはそもそもなに?
職業訓練校とは、失業した時にいろいろなスキルを学べる学校です。
例えば、オフィス一般事務、医療系、介護、プログラム、web、デザインなどなど、自分だけでは修得することが難しいスキルを一から学べてしかも手当がもらえる!という素晴らしい制度のことです。
ただ現実を言ってしまうと、職業訓練校に行ったからといって就職に超有利かと言うとそんなことはありません。
ぼくは人事をしていたこともあるのですが、会社によってはそこそこ有利かな…くらいです。
とはいえ、スキルがない状態からある状態になるだけでも、レベルが100あがったようなものなので職業訓練校に行って損はありません。
お金ももらえますしね…!
職業訓練校に行くための条件とは?
まず第一に辞める前に雇用保険に加入をしていたことが前提条件です。
雇用保険を支払っていない場合は、職業訓練受講給付金(求職者支援制度)というものになり、もらえる金額が月額10万円になります。
職業訓練受講給付金(求職者支援制度)とは?
おそらく大抵の方が前に勤めていた会社で払っていた雇用保険から手当をもらうことになると思いますが、雇用保険を払っていない方でも給付金がもらえる制度のことです。
正直なところ、どれくらいもらえるの?
いままで勤めていた時にどれくらいの給与をもらっていたかによって給付額は大きく変わってきます。
かなりざっくりとした計算になりますが、参考までに書きますと・・・
月の総収入が40万円ほどだった場合で30代、勤めていたのが10年未満だった場合は、失業給付金の基本手当日額が6000円くらいになります(すごくざっくりですので多少は違います)
4月1日から30日で計算すると・・・
(6000円基本手当×30日)+(500円受講手当×30日)+(800円通所手当×30日)=219,000円の支給ということになります。
給付金支給の条件
- 本人の収入が付き8万円以下円であること
- 世帯全体の収入が付き25万以下円であること
- 世帯全体の金融資産が300万円以下であること
- 現在住んでいるところ以外に土地や建物などの資産を持っていないこと。
- すべての訓練実施日に出席していること
- 過去3年にないに、不正行為をして給付金をもらったことがないこ
上記の条件を満たしていれば、雇用保険を支払ってなくても月額10万円が支給されます。
職業訓練校はすぐには入学できないので注意!!
これは僕も実際に申し込もうとするまで知らなかったことだったのですが、申し込んでからすぐに入学、というわけにはいきません。
特に人気のコースはすぐに定員が埋まってしまうため、なかなか希望通りにいかないこともあります。
職業訓練校に入学するスケジュール例
例えば、行きたい職業訓練校の申込期間が1月だったとすると、見学会が同じ1月にあります。
そして、選考日(誰でも入れるわけではありません)が2月にあり、合格発表が3月、そして入校できる月が4月という感じになります。
つまり、申し込んでから3ヶ月は入校するまでに時間がかかるということですね。
思っている以上に長いことがわかります。
しかも、選考に落ちてしまった場合は、入校することができません。
実は在職中にも職業訓練校は申込をすることができる
会社を退職してからすぐに職業訓練校に行きたい、という場合は、在職中に申込をしてしまいましょう。
ただし、合格発表前に退職していることが条件になります。
退職のタイミングが少しでも遅れると入校できないことがありますので、必ず申込の時にハローワークの方とスケジュールの確認をしてください。
選考というか面談ってなにを聞かれる?
学校によっても違いますが、簡単な筆記試験と面接というところが多いです。
筆記試験は、国語と数学の基本的なテストなので、高校をでてるくらいの方ならだいたい心配ないはず。
面接は、「ちゃんと卒業したあとに就職する意思があるか」が重要となってきます。
間違っても、「就職はしないけど給付金だけもらいたいっす」なんて言わないでください。
たぶん落ちます笑
職業訓練校でもらえる手当はこんなにある!
職業訓練校に通うことになると、基本手当、受講手当、通所手当、寄宿手当(該当するかたのみ)をもらうことができます。
基本手当とは
失業給付金とまったく同じ額をもらうことができます。
自己都合で退職した場合は、3ヶ月の待機期間がありますが、職業訓練校に行くことで待機期間なしにこの基本手当を受け取ることができます。
金額も雇用保険受給資格者証の基本手当日額と同じ額が支給されます。
これは雇用保険を払っていた時の給与の額によって変わってきますので、ハローワークで確認してみてください。
失業給付金と違うのは、
所定の給付日数(給付金をもらえる日にち)がなくなっても、訓練終了日までは支給が延長されることです。(訓練初日に残日数が少ないとダメです)
受講手当とは
受講手当は、訓練に出席した日と同じ分、1日あたり500円支給されます。
お昼代みたいな感じですね。
500円とはいえ、お金がないときには結構ありがたいと思います。
通所手当とは
通所手当とは交通費のことです。
会社でもらっていた交通費と同じような感じで、最寄り駅から訓練校までの一番安い費用をもらうことができます。
寄宿手当とは
これは職業訓練校を受けるために家族と別居しなければならない場合にもらえる手当ですが、ほとんどの人は利用する機会がないと思います。
自分が行きたい訓練校を探すためには
訓練校って一体どんなのがあるの?と疑問に思う方は多いと思います。
僕もそうでした。
職業訓練校の情報は、ハローワークに直接言って聞くのが一番です。
職員の方に、オススメのコースや今の時期に申込できるコースなどを丁寧に解説してもらえます。
パンフレットなどをもらって、じっくりと検討してみましょう。
訓練校を探し始める時期
最初で説明した通り、申込をしてからがかなり長いので、退職する予定の3ヶ月くらい前から探しはじめることをオススメします。
ちょっと早いかな、くらいのほうがいろいろ検討することもできますので、ぜひ早め早めの対応をしてみてください!
ハロワの人に、おすすめの職業訓練校を聞いてみることが大事
本当に正直な話をすると、一般的に人気があるwedデザインなどは、そうそう簡単に就職できません。
ぼくがwebの会社で人事をやっていたときに経験したのですが、webデザイン志望の人はものすごい数でいます。
しかも若くて実戦経験豊富な人も多いんです。
年が若ければチャンスがありますが、ある程度年齢が行っている方は別な職業訓練校がいいかも。
就職率はそのつど変わってきますので、ハローワークの方に「今、自分と同じ年くらいで就職しやすいのはどの職業訓練校ですか?」と聞いてみてください。
ほかに職業訓練校に行くメリットがあるかといえば、失業保険の受取にハローワークにいかなくてよくなるというものもあります。
なぜかというと、訓練校がその手続きを代行してくれるからなんですね。
一応、あなたが通う訓練校に確認してみてください。
職業訓練校に行きながらアルバイトってできる?
できるかといえばできます!
以下の4つの条件さえ満たしていれば、アルバイトをしながら訓練を受けることが可能です。
- 1週間の労働時間が20時間未満
- 本人の収入が月8万円以下
- 家族持ちの方は、世帯年収が月25万円以下
- バイト先で雇用保険に加入していない
ようするに、月8万円に満たないくらいのちょっとしたアルバイトなら大丈夫ってことですね。
もし、基本手当とかいろんな手当を含めてさらに月7万円くらいのバイトをしたら…月収30万円くらいも夢じゃありません!
職業訓練校の面接で落ちやすい人の特徴
面接で落ちそうな人というのは、ある程度特徴があります。
- もともとその訓練に関わる仕事をしてきた人(未経験者じゃない人)
- 協調性がなさそうな人
- 就職意欲があまりにもなさそうな人
- すぐにサボりそうな人(面接に遅刻してくるなど)
こういった点に注意して、面接を受けるようにしましょう。
具体的には、
- 面接に遅刻しない。
- 服装はスーツじゃなくてもいいので、ジャケットなどを着る。
- 質問にはしっかり答える。
ということを意識していれば大丈夫なはず!
正直なところ、普通に社会人経験があればそうそう落ちることはありません。(超絶人気のところは少しむずかしいです)
まとめ:職業訓練校で給付金をたくさんもらうには
まとめるとこんな感じになります。
- 職業訓練校に行く方法は、ハローワークで聞けば親切に教えてくれる。
- 職業訓練校に行けば、自主退社でも3ヶ月待たずに失業手当がもらえる。
- 仕事を辞めるまえでも職業訓練校は申込みができる。
- もらえる手当は、基本手当、受講手当、通所手当、寄宿手当などがあり、結構な金額になる。
- 最低でも月に10万円はもらえる。
- 訓練をしながら条件付きでアルバイトができる。(上記参照)
失業して途方にくれているときに、この制度を知ってるのと知らないのでは気持ちに大きな差が出てきます。
失業したとしても、不安な気持ちに押しつぶされないでください。
きっと、なにか解決策があるはずです。
「職業訓練校、行ってみると楽しかった!しかもいい出会いもあった!」という方も多いので、ぜひ前向きに考えてみてくださいね!