転職をしようかな…と思ったら、誰かにアドバイスや相談をもらいたいときってありますよね。
でも、その相談が元で今よりさらにブラック&将来性がない企業に転職してしまうこともあります。
特に注意して欲しいのが
現代では年上の意見は尊重すると痛い目にあう可能性が高い
ということです。
これはなぜかと言うと、昔に較べて今はテクノロジーの進歩が劇的に早いためです。
わかりやすい例を出します。
今、あなたの家には固定電話(家の電話)がありますか?
一人暮らしをされている方は、おそらく殆どの方がスマホしかないと思います。
でも、一昔前は一家に一台、固定電話って常識的にあるものだったんですよ。
その固定電話の権利を売り買いする仕事は、ある程度安定した職業でした。
でも、今そんな仕事は見当たらないですよね?
25年くらい前(つまりあなたの親世代が働き盛りだった時代)にはスマホなんてモノ、想像すらしてなかったのです。
安定していたと思っていた仕事が、テクノロジーの進歩によってなくなっていく…。
今は昔に較べて、より世の中の歩みが早くなっています。
テクノロジーの進歩は、メガバンクの三菱UFJ銀行ですら1万人も削減する方向に向かっています。
昔は進化が遅かったので、年長者の意見がある程度は的確でした。
同じような仕事をするのであれば、年長者の経験が活かされますからね。
しかし現代の転職活動において、昔の時代感に合わせて仕事を選ぶことは、倒産やリストラなど重大なリスクを取ることにほかならないのです。
超わかりやすい目次(各項目を押すと飛びます)
【ダメゼッタイ】転職の相談をしてはいけない身近すぎる相手とは
親世代の言うことはほとんどの場合、古い!
これを読まれている方のほとんどは、いわゆるミレニアル世代(1980年くらいから現在)だと思います。
ミレニアル世代とは、インターネットを当たり前に使いこなせる世代です。
これをあなたが読んでいることがその証明にもなっていますねw
よく年長者が「インターネットはウソばかりだ!」なんていいますが、これは多くの場合、ただ単に
ネット検索をうまく使いこなせてないだけ。
です。
ウソが多いのは、既存のメディアとさほど変わりがありません。
既存のメディアも結構いい加減なことを言ってたりしますが、年長者はただそれが間違っていることに気づけないだけということも多々あります。
インターネットは正しく使えれば、正しい情報も非常に多いのです(当たり前ですがw)
では、インターネットで得た情報と身近な年長者からのアドバイスはどちらが有用でしょうか?
それは1つの幻想をしっかりと踏まえた上で考える必要があります。
年長者がみな賢者というのは幻想である
昔はよく、「年を取った人は経験があるから、言うことを聞きなさい」なんて言われていました。
果たしてこれは本当に正しいことでしょうか?
ぼくは30代後半になってきたのですが、1つわかったことがあります。
それは、
賢くない人は年を取ると更に賢さから遠ざかる
ということです。
冷静に考えれば当たり前なことなのですが、人間、誰しも年を取ると身体機能の低下が始まります。
脳の働きだって衰えます。
頭が良い人だったとしても、加齢によるポテンシャルの低下は避けれません。
ましてや賢くない人ならなおさらです。
「でも、年長者になるまでしっかりと稼いできたんだから、賢い人のはずだ!」
と思うかもしれません。
しかし昔は今と違い、「年功序列・就寝用」がありました。
つまりずっと同じ会社にいて年を取っていけば、自動的に年収もあがるというわけですね。
公務員は今でもそういったところがあります。
しかし年功序列に重きを置いた会社は、新しくて勢いのある会社にどんどん抜かされていくことになります。
ぼくらが年長者に相談し意見をもらうときは、相手がいままでどれだけ成功してきたのか、を考える必要があります。
昔は「人口ボーナス」で就職がしやすかったし、会社も安定していた
日本が高度経済成長していたのは、その頃の日本人が優秀だったというよりは「人口ボーナス」が大きいと言われています。
もちろん優秀な人もいましたが、全員がそうではなかった、という話です。
人口ボーナスというのは、総人口に占める働いている人の割合が上昇することで経済成長が促進されることを言います。
バブル期の話を聞くと、聞いたことないような大学卒でも、大手企業にはいるのは余裕だったようです。
現代とはそもそも、転職の土台が大きく違うので、年長者に相談しても「彼らも経験したことがない」のです。
そして昔は転職そのもののイメージが悪かったんですよね。
それもそのはず、終身雇用が当たり前でしたから。
これを読んでいるあなたならわかるかと思いますが、
終身雇用なんて幻想です。
よっぽど有能な方&公務員じゃない限り、終身雇用は難しいです。
公務員は仕事ができなくても税金で給料が払われるので問題ないですが、会社員はそうはいきません。
パナソニック、東芝、シャープ、三菱UFJ銀行…。
リストラが大規模に行われる会社は、どれも「安定していて一生安心していられる会社」と言われてきたところばかりです。
いい転職はむしろ、昔になかった職業にある
ぼくは転職を5回ほどしてきましたが、その都度、重要に思っていたポイントがあります。
それは、
- 自分がどんなスキルを身に着けれるか
- 給与が下がることがないか
この2つです。
特に1つ目が重要です。
転職を失敗する理由で一番大きいものはなんでしょうか?
例えばあなたがなにもスキルを身に着けていないと、採用するメリットが会社としてない。
これです。
まだ若い人は、スキルがなくても将来性を買われて転職をすることは比較的簡単です。
しかし、年を取ったときになにもスキルを身に着けていなければ、転職は非常に難しいものになってきます。
とはいえスキルがあればなんでもいいのかというとそうではありません。
例えば料理のスキルが多少あったところで、年収が高い会社に勤めるのは難しいでしょう。
簿記のスキルがあったところで、優秀な帳簿ソフトがそのスキルを意味のないものにしてしまいます。
ではどんなスキルを伸ばしていくのがいいのか。
それは、昔になかった職業にこそ、活路が見いだせます。
例えば、プログラマー、データサイエンティスト、サーバーエンジニア、ネットワークエンジニア、セキュリティエンジニアなどです。
…。
そんなの全然わからないからムリだよ!と思うかもしれません。
しかし、こういったIT系のスキルは、例え会社が潰れたとしてもほかの会社で雇ってもらえる可能性は非常に高いです。
それどころか、フリーとしてやっていくことも比較的容易です。
ぼくの周りでも、フリーとして年収2,000万円近い人が何人かいます。
IT系のスキルってかなり重宝されるんですよね…。
未経験への挑戦は早いほうがいい
もしIT系の知識が全然ない方は、早めにそういった職業への転職を考えたほうが良いとぼくは思っています。
なぜなら、ぼくもその道を通ってきたからです。
工場の派遣から、印刷物のデザイン、3DCGデザイナー、webデザイナー、webサイト構築などの経験を経てIT系の素晴らしさがわかりました。
逆に、テクノロジーが一切進歩しない会社は時代に取り残されるんだとも感じました。
もし少しでもテクノロジーに興味があるのでしたら、早めに未経験OKな会社に転職してみるのも悪くないと思います。
まぁ、未経験OKなところはブラックなところが多いですけど…w
ぼくも週一休み、サービス残業は毎日当たり前というブラックな環境で何年も働いていました。
でも、その時に覚えたスキルはとても役立っています。
ブラックな企業と言えども、こちらが利用する気でいれば役に立ちます。
スキルさえ習得できたらもっと条件が良い企業に転職してしまえばいいんです。
気をつけることは、「ブラック企業に洗脳されて、居続けないこと」です。
なくなっていった職業たち
さて、ぼくはなぜそんなにもIT系を勧めるのでしょうか。
それは、
今後もITは進化して、どんどん活性化していくことが予想されるから
です。
逆にテクノロジーの進歩でなくなってきた職業もあります。
例えば、
- 炭鉱夫
- 灯台職員(灯台守)
- 荒物屋
- エレベーターガール(ごく一部でまだある)
どれも大昔になくなったっぽい気がしますが、数十年前はあった仕事です。
ということは、現在ある仕事もあと20年もすればなくなっている可能性だってあります。
なくならないまでも、大規模リストラが始まる分野だってあると思います。(銀行系は特にヤバいはず)
その時に生き残るためには、その時代でも価値がある可能性が高いスキルを身につける必要があります。
オックスフォード大学が認定した、あと10年でなくなる仕事
2014年にオックスフォードが発表した「あと10年でなくなる可能性が高い仕事」というのがあります。
例えば、
- レストランの案内係
- チケットもぎり係
- レジ係
- ホテルの受付
- データ入力作業員
などなど…。
つまり、誰にでもできる仕事はなくなっていくといえます。
今のうちにどれだけスキルを身につけることができるかが良い転職のカギとなるわけです。
転職活動はゼッタイに転職サイトでするべき理由
ぼくはいろんな記事で書いてますが、ハローワークでの転職活動は進めていません。
いい企業というのは、だいたい転職サイトに載せます。(有名企業だと自社のサイトでの募集もあります)
いまどきハローワークだけで求人をして、ITを活用できないような会社に転職をするのはかなりリスクが高いことです。
ハローワークだけで求人をするということは、求人にお金をかけたくない(もしくはかけれない)という意味合いが強いです。
かならず転職サイトを使って探しましょう。
ぼくも転職をするときは必ず転職サイトを利用していました。
転職サイトって、自分が悩んでいるときに無料でアドバイザーとの相談ができるから便利なんですよね…。
これからの時代を生き抜くためには、副業ありきの転職が大切
自分のスキルを高めたら、あとは自分がどれだけ稼げるのか腕試しをすることが重要です。
会社に勤めながら、副業として自身のスキルを試してみましょう。
例えば、
- webデザイナーになったなら、デザインの仕事を請け負う。
- プログラマーなら、簡単なアプリを作って配信してみる。
などなど…。
今はまだどんな副業をしたらいいかというのはわからない方も多いと思います。
ですが、自分にスキルが身に付いてきたら自然とどんな副業をすればいいのかわかるはず。
参考までに、ぼくが実際にやった副業をメインにまとめた記事もあるのでよかったら読んでみて下さい。
参考:サラリーマンでもできる副業ランキング【実際にやって月10万以上稼いでます】
正直なところ、本業だけで年収800万円いったりするのは非常に難易度が高いです。
例えば、30代の平均年収は455万円です。
これに副業で年収250万円稼いだとしたらどうでしょう。
合計した年収は705万円になります。
副業だけで年収250万円も稼げるのかよ、と思うかもしれませんが実際にぼくはできました。
副業はホントに大事です…。
本業でムダな残業をするよりも、良い副業ができるような会社に転職することが、成功への第一歩です!
まとめ:転職の相談は、年長者よりも同世代で成功してる人に聞こう
年長者に転職の相談をすることのリスクを長々と書きました。
もちろん、聡明な年長者もいるので、全てを否定しているわけではありません。
ただ確率で言ったら、同世代で転職に成功してる人に相談したほうが現実に即した答えがくるのではと思います。
もし周りに相談する人がいなかったら、とりあえず転職サイトに登録してアドバイザーに相談してみるのも良いと思います!
無料ですし…w
ぼくが言えることは、副業はマジでやったほうがいいということくらいです…。
自分を高める転職をして、スキルをどんどんつけていきましょう!