ぼくは、より良い給与や待遇を求めて5回、転職に成功してきました。
逃げの転職ではなく、攻めの転職という感じですね(一回だけ、意識高い系の会社が気持ち悪くて逃げたときはありました)
いやー正直ここまで転職できたのは、自分のスキルがスゴいというよりは口がうまかったことがイチバンの成功理由だったと思いますw
とくに重要なのが、自己紹介の仕方ですね。
自己紹介の仕方1つで、「おっこいつやるな…!」って思わたり、「誰だよこいつを書類選考で通したやつ…」と思われたりしちゃいます。
どんな自己紹介がいいのか結論を書くと、
面接担当に「この人ならスキルも当社で活かせそうだし、なによりしっかり働いてくれそう」という安心感を持たせることです。
安心感。
ジョジョの奇妙な冒険という漫画で、ディオというイケメン強キャラがいるんですけど、
「人は安心を得るために生きている」という感じのセリフがあります。
まさにその通りで、面接担当の人も「トラブルを起こさず会社を盛り上げてくれるいい人材」を入れて安心したいのです。
自己紹介とはつまり、
相手が考えてそうな理想の人物に、なるべく自分を当てはめてアピールすることッ!!
逆に言えば自己紹介とは、
あなたのアピール自慢をする場所ではないのです。
自分は人事もやってたんですけど、ただの職歴自慢で終わる人が意外といたんですよね…。
いやいや、そのスキルをこの会社でどう活かすかを聞きたいんだよ、みたいな。
面接官が「キミが欲しい!」と思うような魅力的な自己紹介ができれば、あなたの内定は決まったも同然です!
超わかりやすい目次(各項目を押すと飛びます)
転職における成功する自己紹介の考え方
相手がなにを求めているのかを事前に下調べしておく
これは基本中の基本ですが、面接の前に今一度、どういった人材を募集しているのかを確認しておきましょう。
そして、人材を募集している=会社に不足している人材、ということに気づきましょう。
例えば、営業職を募集しているところに応募した場合。
- 既存のお客さんに売るのがメインなのか
- 新規開拓がメインなのか
- お客さんの層はどういった人たちか
- 会社は体育会系か、年功序列か
- チーム制か個人主義か
- ライバルの会社はどこか
などなど、いろいろ調べておくポイントがあります。
例えば、お客さんの層にしても、お医者さん達に売るのと派遣社員に売るのでは売り方が大きく違ってきます。
もしあなたが入社した会社が富裕層向けの営業だった場合、あなたが培ってきたスキルをそれに沿ってアピールするようにしましょう。
もしいままで富裕層に向けた営業を経験してなかったとしても、
「わたしは一般家庭向けの営業をしてきましたが、その中でも比較的裕福な家庭のお客様から好評をいただき、部署内で売上1位を達成しました。」
と言った感じで、自分のやってきたことの中でなんとか富裕層とつながりがありそうな部分をほじくり出してアピールすることが大切です。
チーム制か個人主義主義かも重要ですよね。
チームを重んじてる会社に、「わたしは1人でもガンガン商品を売ることができますし、その実績があります!」と自己紹介してもあまり良くありません。
それよりも「わたしは今まで個人で実績を上げてきましたが、さらに上を目指すために、チームでほかの人を引っ張ってさらなる売上を目指したいと思っています」のほうが良い印象になります。
このような感じで、相手がどのような人材を求めているのか、を深掘りしておきましょう。
ミニコラム:Twitterでクソリプ、していませんか?
Twitter、やってますか?
Twitterのリプ(返信)欄を見てると、おいおいこの人なんでこんなリプしてんの…というのが結構あります。
例えば、女の子が「今日はカレー食べに来た~♪」というツイートをすると、
「ぼくはカレーよりも焼肉のほうが好きだよ~!」みたいなリプをしてる人がいます。
まさにクソリプ!
女の子からしてみたら、どこのだれとも知らないおっさんがカレーよりも焼肉が好きなんていう情報はまったく必要ありませんし、求めてません。
こういう人は、面接の自己紹介でもトンチンカンなことを言って落ちてしまうんだろうな…というのは容易に想像ができます。
自分は大丈夫!と思っていても、今一度自分の発言履歴を見直してみてください。
相手からリプに対して返信がついてない場合、もしかしたら相手はクソリプ乙!って思ってるかも…?
でもそれに気づくことこそが改善のきっかけです。
クソリプをなくして相手が食いつきそうなリプができるようになれば、Twitterでもモテモテ、面接でも面接官の興味を引く自己紹介ができるようになるチャンスですよ!
数字マジック。スゴいと思わせるには数字が必須
「わたしは営業が得意で、前職ではかなりの売上をあげてきました」
「わたしは営業が得意で、前職では月間売上1位を半年以上保持しました」
後者のほうが、説得力ありますよね。
「自分のやってる仕事は、数字が出づらいんだよな…」と思っている方もいるかもしませんが、それでも数字にしたほうが良いです。
ぶっちゃけ根拠があればなんでもいいと思うんですよね。
たとえばデザイナーの場合、
「自分のデザインに変更したら、売上が2000万円あがりました(広告費も増えたけど)」
たとえば警備会社の場合、
「自分が警備した商業ビルでは盗難が減り、お店の売上で言えば月100万円くらいの価値はあったはずです(だいたいそれくらいかなー)」
というように、いろんなアピールの仕方があると思います。
仕事をしていれば、なんらかの実績はできてくるもの。
自分がやった仕事を思い出して、アピールに使えそうなものを選び抜きましょう。
転職経験がある場合は、かならず聞かれるので準備をしておこう
ぼくは5回もの転職経験があるので、かならず聞かれていましたw
その時に注意することは、「愚痴を言わないこと」です。
前向きな転職だったというのをアピールしてください。
「いや~実は前の会社、人間関係がサイアクで、すぐ人の悪口とか言うんですよね~」とか言ってる人はあんまり採用したくないものです。
なぜならこの人自体がその「人間関係をサイアクにしている人物」なのかもしれないですしね。
ぼくが今までに言ってきた転職理由は、「スキルアップのために転職してきた(具体例とともに説明)」が一番無難でした。
自信満々で自己紹介することが大切
自己紹介で話す内容と同じくらい大事なのが、態度や雰囲気です。
先ほども書きましたが、面接官は「安心」が欲しいのです。
あなたが自信満々で話すことにより、「この人は頼りがいもありそうだしいいな」と思ってもらえるはず。
相手を安心させる、そして自己紹介を信じてもらうためには自信満々で話すことが非常に大切なのです。
ちなみに自信満々と傲慢無礼(ごうまんぶれい)は違いますからね。
相手を見下したり、やたらと上から目線だったりするのは絶対にしてはいけないことです。
胸をはり、姿勢良く相手の目を見て話しましょう。
…そういえば昔、就職面接では相手のネクタイあたりを見よう、みたいなマニュアルありませんでした?
普通に考えて、喋ってるときに相手の目を見てない人って信用できない感じがするんですけど、どうなんでしょうね…。
ぼくは自信満々に相手の目を見て話しています。
それで受かってきたので、間違ってないはず!
自己紹介は簡潔明瞭に!
自己紹介は長すぎると頭が良くない人かな…と思われてしまいます。
自分の言いたいことを要領よくまとめるのもスキルの1つですからね。
言うべき内容は、
- 自分の名前
- いままでの仕事概要を完結に話す。
- いままでの実績を数字でアピール&それをどう活かしていこうと思うか。
- 御社でどういう風に活躍しようと思っているか。
この4つです。
細かい職務履歴や志望動機などはどうせあとから聞かれるのであえて言いません。
それよりも
「このひとはスキルを持っていて即戦力になりそうだし、さらに将来の明確なビジョンも持っている」
と思わせることが大切なポイントです。
相手(面接官)が自己紹介で知りたいことは、
- あなたの雰囲気
- どういったスキルがあるか
- 実績とそれが当社で活かせそうか
- プレゼン能力はあるか
というのが主なポイントです。
それを意識して、改めて自己紹介を組み立てておきましょう。
まとめ:自己紹介で大切なのは、企業目線
結局のところ、自己紹介で陥りやすいワナは、自分のことを良く思ってもらいたいがために自慢アピールになってしまうことです。
つまり、自分目線で自己紹介をしてしまうんですね。
それでは面接に受かることはなかなかできません。
自己紹介をするときは企業目線、つまり相手があなたを欲しがるかどうかにかかってくるのです。
面接官にあなたが優秀な戦力になる、ということをアピールするよう心がけましょう。