治験に1回行ってみてお金をたっぷりもらえた方は、「治験だけで生計ってたてられたらオイシイな…」と考える方も少なくないようです。
実際のところ、治験のみで生活できるのでしょうか?
ごく一部の方は、治験のプロとして、生活している方もいるようです。
しかし、治験だけではなかなか難しいのが現状のようです。
では、一体なぜ治験のみで暮らすのは難しいのか、その点を治験のプロの生活とくらべて書いてみたいと思います。
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治験だけで生計ってたてられる?
ごくごく少ない治験のプロたち
ほぼ治験でもらえる負担軽減費(協力費)で生活しているプロ達は一体どんな生活をしているのでしょうか。
聞くところによると、昼間からお酒を飲んでごろごろしたり、気ままに散歩したりしてのんびり暮らしているようです。
しかし、実際にもらえるお金といえば、生活保護の受給でもらえるお金とそれほど大差がないというのが実情のようです。
とはいえ、普通の日本人でしっかり健康な場合、なかなか生活保護の受給を受けることは難しいので、治験で稼ぐ人達がいるわけです。
治験だけでいい暮らしができるというわけではないですが、最低限の暮らしはできている方もいるということになります。
治験は本来、4ヶ月に1回程度しかできない
治験というのは、本来はそうそうひと月に何回もできるものではありません。
というのも、臨試協(臨床試験受託事業協会)というところで4ヶ月ルールというものが決められているからです。
大抵の医療施設で治験をすると、この臨試協にデータを登録されます。
1回治験をして、次に治験をするときは、医療施設が臨試協に問い合わせをして、前回の治験から4ヶ月たっているかどうかをチェックされます。
もし4ヶ月たっていない場合は、残念ながら治験に参加することはできません。
しかし、それでは治験だけで生活することはできませんよね。
治験のプロ達は一体どうやっているのでしょう。
その答えは、臨試協に加入していない医療施設の治験を受けているです。
臨試協に加入していない医療施設であれば、前回の治験からどれだけ期間が空いているかは調べられません。
ですので、治験のプロたちはうまくこういった医療施設を使って治験をしているのだと言われています。
※僕としては、安全面などの観点からも4ヶ月ルールはしっかり守ったほうが良いと思います。
治験だけで生計をたてると困ること
治験だけでなんとか生計をたてて生活していたとしても、実は困ったことになることがほとんどです。
というのも、治験は年齢を重ねるほどにやれる治験が少なくなっていくからです。
若い内はそれで良くても、年をとってからなにも仕事をしていない状態だと、就職活動も難しくなってしまいます。
そう考えると、治験のみで生計を立てるのはあまりおすすめできる選択肢ではありませんね…。
とはいえ、実際に治験だけで生計を立てている人もいるようですので、もし老後の心配がないのでしたら、やってみてもいいのかも…しれません。