よく、治験の事前検査(スクリーニング)を受ける時に、虫歯があると落ちるという話がありますが、本当なのでしょうか?
もしかしたら自分も虫歯があるかもしれないから、不安だな…と思っている方もいるかと思います。
実際のところ、本当に虫歯があると治験に落ちてしまうのか、検証してみました。
結論から書くと、「基本的には大丈夫!ただし治療中は注意が必要」です。
超わかりやすい目次(各項目を押すと飛びます)
虫歯があると治験に落ちるってホント?
虫歯があるとなぜダメなのか
虫歯がダメというよりは、歯医者さんで処方される薬が問題になってきます。
痛み止めの薬だったり、抗生物質などを服用していると、治験の薬と相性が悪い可能性が出てきます。
そのため、虫歯があるとダメ、と言われるようになったのですね。
そもそも入院するタイプの治験の場合、虫歯で痛い状態だったら耐えられません…w
虫歯は事前検査で検査されるの?
事前検査で口の中までチェックされるということはあまり聞いたことがありません。
自分で気がつかない程度の小さい虫歯だったら、特に問題はないのではないでしょうか。
ただし、治療中の場合はやめておいたほうが良いでしょう。
治験中に虫歯の痛み止めを飲むことはできませんので、激痛に耐えなくてはならなくなります。
ちなみにぼくの場合、虫歯になったー!と思って歯医者に行ったら、別な歯も虫歯でした。
意外と虫歯になってても自分じゃ気が付かないものなんですよ…。
虫歯はどれくらいまでに治しておけばいい?
事前検査の時に完治していれば、問題ないと言っていいと思います。
もし虫歯を発見した場合は、すぐに歯医者で治してもらって、いつでも治験に参加できる健康な状態にしておきましょう。
通院歴を聞かれたときは正直に!
検査の時に、お医者さんに現在通院していますか?と聞かれたら正直に答えましょう。
もし嘘をついてしまった場合、その嘘がバレた段階で、治験が終了となってしまうこともあります。
そうなってしまうと、せっかくの負担軽減費(お金)がもらえなくなってしまうことも…。
虫歯の状態は4つに分類される
虫歯の程度はCOからC4という5つに分けられます。
(ちなみにCはカリエス、虫歯を意味します。)
虫歯の程度 | 概要 |
CO | 歯の表面にちょこっと白い濁りができている状態。 |
C1 | 虫歯(黒くなってるとこ)が歯の表面近くのエナメル質に留まっている状態。 |
C2 | エナメル質の奥の象牙質へと入ってくる状態。ここまでくると風とか冷たい水が染みて痛い。 |
C3 | さらに神経にまで達した状態。かなり痛い。ズキズキするやつ。 |
C4 | もっとヒドい状態。ここまで来ると逆に痛みは減るが、状態は悪くなってるのですぐに歯医者へ行くこと。 |
COやC1の段階では自分自身でわからない状態です。
特にCOはまだ歯に穴が空いていませんので、しっかりとした歯磨きやキシリトールで元の健康な状態に戻すことができます。
ぼくはC1になってる状態でも、歯医者さんに「この状態ならそのままで大丈夫ですねー」と言われました。
結局、素人判断はできないってことですね…。
もし心配な方がいたら、歯医者さんで1回見てもらってもいいかもしれません。
ついでにクリーニングをして歯石をとってもらうとすごくスッキリしますよー!
まとめ:虫歯は痛い状態じゃなければだいたいは大丈夫
COやC1の段階だと自覚症状がないので気づきません。
治験を受ける人が事前に歯医者で虫歯チェックをするわけではないので、これくらいだと仕方ない気もします。
ただし、現在治療中の方や、親知らずを抜いたりして痛み止めや抗生物質を飲んでいる方はかならず申告しましょう!